標高が上がると気温は下がります。さらに、風があると体が感じる寒さ(体感温度)はもっと低くなります。出発地点の気温と標高差、風速を入れると、山頂や目的地の気温と体感温度の目安がわかります。
山頂の気温・体感温度を計算する
麓の天気予報の気温を入力します。
登山口やふもとの標高。
地図で確かめた標高。
山の上の予想風速。稜線では麓より強くなることがあります。
迷ったら「標準」のままにします。
結果は計画の「目安」です。実際の山では、天気・風・体調・コースの難しさで条件が変わります。出発前に最新の気象情報と登山道の状況を確かめ、無理のない計画を立ててください。

計算の考え方と出典
- 気温の下がり方:標高が100m上がるごとに、気温はおよそ0.5〜1.0℃下がります。国際標準大気では100mあたり0.65℃です。湿った空気(雲の中や雨)では下がり方が小さく、乾いた空気では大きくなります。
- 体感温度:米国の国立気象局(NWS)が2001年に定めた風冷え指数(Wind Chill)の式を使っています。気温(℃)をT、風速(km/h)をVとすると、13.12 + 0.6215×T - 11.37×V0.16 + 0.3965×T×V0.16 です。この式は、気温が10℃以下で、風速が時速4.8km(秒速約1.3m)以上のときだけ有効なため、それ以外では体感温度を出しません。出典:NWS Wind Chill Chart
- 風速の換算:秒速(m/s)に3.6をかけると時速(km/h)になります。
- 計算の確認:米国の華氏・マイル式で別に計算した値と、小数第1位まで一致することを確かめています(例:気温−10℃・風速20マイル/時で−19.8℃)。
結果の見方
「装備の目安」は、体感温度(風が弱い場合は気温)を基準にした一般的な目安です。汗をかいて濡れたり、雨にあたったりすると、同じ気温でも体は急に冷えます。気温が10℃前後でも、雨と風が重なると低体温症になるおそれがあります。レインウェアと防寒着は、気温が高く見える日でも持っていきます。
寒さ対策の装備を探す
- レインウェア・雨具:風と雨を防ぐ最初の1枚です。
- トレッキンググローブ:手先の冷え対策に。
- 登山用帽子:日差しと保温の両方に。
- ヘッドライト:日が短い季節の行動に必須です。
