大山に登ってみたい。でも、登山道はどこを選べばいいのか、どれくらい時間がかかるのか、お金は必要なのか、山頂まで行けるのか――。中国地方でいちばん高い山として人気の一方、登る前に知っておきたいきまりがあります。
大山は、鳥取県にある標高1,709m(弥山)の山で、「伯耆富士」とも呼ばれます。このページでは、鳥取県の公式情報と、登山ガイドの標準的な時間をもとに、初めての方に選ばれやすい「夏山登山道」を中心にまとめます。
大山の最高点は剣ヶ峰ですが、稜線が崩れて危険なため、立入が禁止されています。一般の登山者が行ける実質的な山頂は、弥山(1,709m)です。弥山から剣ヶ峰へ向かう縦走路には、入らないでください。(出典:山と溪谷オンライン)
この記事の要点
初めてなら、大山寺側から登る「夏山登山道」。山頂(弥山)まで、標準で登り約3時間、下り約2時間。
南光河原駐車場(約766m)から弥山まで、標高差は約930m。階段や木道が続く、急な登り。
大山に登る方への協力金制度。1回500円、または年間3,000円(鳥取県)。
山頂と六合目に避難小屋があり、携帯トイレブースが設置されている(鳥取県)。
最高峰の剣ヶ峰は立入禁止。一般の登山者は、弥山までが目的地。
階段が長く、膝に負担がかかる。靴・雨具・飲み物・携帯トイレを用意する。
大山の基本データ
- 標高
- 弥山 1,709m最高峰は剣ヶ峰1,729m(立入禁止)
- 所在地
- 鳥取県大山町・中国地方の最高峰
- 夏山登山道の登り
- 3時間下り約2時間(標準・ガイド各社の時間)
- 標高差
- 約930m南光河原駐車場(標高約766m)から弥山
- 入山協力金
- 500円/回年間定額は3,000円(鳥取県)
- 年間の登山者
- 6万人以上山頂の避難小屋・木道などを整備(鳥取県)
出典:鳥取県「大山入山協力金制度」・鳥取県「大山における山岳環境の整備等について」・YAMACHIZU「大山寺から山頂(弥山)へ」・YAMAP「夏山登山道コース」
夏山登山道:初めての大山の定番ルート
夏山登山道は、大山寺(だいせんじ)側の南光河原駐車場から、弥山の山頂を目指す、いちばん一般的なルートです。登山道は整備されていて、木道や階段が各所にあります(鳥取県が改修を実施)。標準的なコースタイムは、次のとおりです。
- 南光河原駐車場 → 夏山登山口
標準 5分
- 夏山登山口 → 行者分かれ
標準 1時間25分
- 行者分かれ → 六合目避難小屋
標準 20分
- 六合目 → 八合目
標準 40分
- 八合目 → 弥山(山頂)
標準 30分
- 山頂からの下り
下りは、標準で約2時間。同じ道を戻る。
時間は、登山ガイドの標準的な数字です(休憩を含みません)。出典:YAMACHIZU・YAMAP(約2時間58分登り・2時間10分下り)
- 六合目の避難小屋までが、前半の大きな山場です。ここまで来れば、山頂までは、標準でおよそ1時間10分です。
- 八合目から山頂の区間は、木道が続きます。稜線の風が強い日は、体が冷えます。
- 山頂(弥山)には、避難小屋とトイレがあり、携帯トイレブースが設置されています(鳥取県)。
- 登山口と山頂の標高差が大きいため、天気の変わりやすさや、気温の低下に備えます。
弥山から剣ヶ峰に向かう稜線は、崩れて危険なため、立入禁止の扱いです。鳥取県警察と大山の遭難防止の協議会が、行かないよう要請しています。登山者の事故も報告されています。山頂(弥山)を、目的地にしてください。
入山協力金:登る前に知っておくこと
大山に登る1回につき500円。これを超える金額でも受け付けています(鳥取県)。
登る回数に関わらず、年間3,000円です(鳥取県)。
募金箱・窓口・J-CoinPay(電子決済)。募金箱と窓口は令和8年4月25日〜11月15日、電子決済は通年です(鳥取県)。
出典:鳥取県「大山入山協力金制度」(高校生以下・管理者・ボランティア・公務登山者などは対象外。最新の内容は公式で確認してください)
この協力金は、2022年6月5日にはじまりました。木道の修繕、携帯トイレの運営、植生の保護、外来植物の除去などに使われています(鳥取県)。
服装と靴:どこまで必要?
夏山登山道は、整備された道ですが、標高差約930mの、歩きごたえのある登山です。階段や木道が濡れると、滑りやすくなります。
- 靴:階段や、岩のまじる道で、滑りにくい靴底のものを選びます。登山靴やトレッキングシューズが安心です。
- 雨具:稜線は風が強く、天候が変わりやすい山です。上下分かれた、しっかりしたものを入れます。
- 防寒:山頂は、麓より、かなり気温が低くなります。薄手のフリースや、風を防ぐ上着を用意します。
- 携帯トイレ:山頂と六合目に携帯トイレブースがあります(鳥取県)。自分の携帯トイレを持っていくと安心です。
- 水・食料:往復5時間ほどの行動です。行動食と、水は多めに用意します。
標高が高くなると、気温は下がります。標準では100mあたり約0.65℃のため、標高1,709m の弥山は、海面付近より約11.1℃低くなる計算です。例として、平地が25℃の日は、次のようになります(目安)。
大山の持ち物リスト
持ち物の全体は、装備チェックリストで確認できます。ここでは、大山の日帰りに特に大切なものを挙げます。当サイトで取り上げた商品は、記事へのリンクと、Amazonのページへのリンクを付けています。
「Amazonで見る」は、Amazon アソシエイトのリンクです。価格や在庫は変わるため、購入前に、商品ページで確認してください。
よくある質問
大山は初心者でも登れますか?
夏山登山道は整備された道で、初めての方がよく選びます。ただし、標高差は約930mあり、標準で登り約3時間、下り約2時間かかります。階段が多く、体力が必要です。無理のない計画で行きます。
入山協力金はいくらですか?
1回の登山につき500円、または年間3,000円です。支払いは、募金箱・窓口・J-CoinPay(電子決済)でできます。募金箱と窓口の実施期間は令和8年4月25日〜11月15日です(鳥取県)。
最高峰の剣ヶ峰には登れますか?
登れません。稜線が崩れて危険なため、立入禁止です。一般の登山者は、弥山(1,709m)までです。
山頂にトイレはありますか?
山頂と六合目に、携帯トイレブースが設置されています。頂上避難小屋は、トイレを洋式化する改修が行われています(鳥取県)。自分の携帯トイレも、持っていくと安心です。
日帰りできますか?
日帰りの計画が一般的です。標準タイムで、登り約3時間、下り約2時間です。休憩を入れて、全体で5〜6時間は見ておきます。
まとめ
- 大山は、鳥取県の標高1,709m(弥山)の山。最高峰の剣ヶ峰は、立入禁止。
- 初めてなら夏山登山道。標準で、登り約3時間、下り約2時間。標高差は約930m。
- 入山協力金は1回500円(年間3,000円)。支払いは、募金箱・窓口・J-CoinPay。
- 靴・雨具・防寒・水・携帯トイレを用意する。山頂と六合目には、携帯トイレブースがある。
コースや協力金の最新情報は、鳥取県の大山入山協力金のページと大山観光局で確認してください。装備を選ぶときは、登山装備の選び方ガイド一覧や、日本百名山の記事も参考になります。
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愛媛県|成就社コース(弥山まで):登り約3時間30分
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三重県・奈良県|東大台コース:約4時間
日本百名山の登山ガイド一覧(100山)・日本百名山の記事一覧・登山装備の選び方ガイド
参考にした情報
- 鳥取県:大山入山協力金制度(金額・支払い方法・実施期間)
- 鳥取県:大山における山岳環境の整備等について(木道・避難小屋・携帯トイレ・年間の登山者数)
- YAMACHIZU:大山寺から大山山頂(弥山)へ(コースタイム)
- YAMAP:夏山登山道コース(標高差・登り下りの時間)
- 山と溪谷オンライン:大山・夏山登山道 日帰り(歩行時間・距離)
- 山と溪谷オンライン:大山縦走路(立入禁止)(剣ヶ峰の立入禁止)
このページは、公式サイトなどの公開情報をもとに、2026年10月6日時点でまとめました。コースタイムは、公式の数字ではなく、登山ガイドの標準的な目安です。当サイトは、紹介している商品を実際に使った検証は行っていません。詳しくは運営者情報をご覧ください。
